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国際セラピードッグ協会(ITDA)では各地の愛護センターなどから定期的に殺処分寸前の捨て犬を救助・セラピードッグに育成しています。彼らが第二の犬生を社会福祉の現場で活躍する事によって、人と犬が共に幸せに生きる社会の実現を目指し活動しています。 |
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チャチャ&マンボ 救出レポート 救命責任者:大木トオル レポート:馬場美智代(スタッフ)
①千葉県動物愛護センターにて 2008年11月
'08年11月半ば、千葉県の愛護センターを訪れました。
所長、次長はじめ、以前からお世話になっている職員の方々が笑顔で出迎えて下さいました。
千葉県愛護センターから捨て犬を救助するのは今回で4度目になります。
かつて千葉県は捨て犬の致死処分率が全国でも上位に上る県でした。
しかし、この2年間で愛護センターは大きく変化を遂げていました。
以前は感染症等の問題により成犬譲渡ができず、
職員の方々も苦悩のうちに殺処分を行っていました。
しかし、職員の方々の努力により、成犬でも譲渡ができるように変えていったのです。
迷い犬を確実に飼い主のもとに戻すためのマイクロチップの判別機も導入されていました。
これらの努力により致死処分率が大きく下がっていたのです。
それでも確実に殺されていく命があります。
どんなに尽くしても愛護センターにも限界はあるのです。
千葉県では5日の係留の後、6日目に殺処分が行われます。
いつものように入った係留所の中、ここは以前と変わらず犬たちの悲しい鳴き声が響きます。
飼い主の勝手で捨てられた犬たちが今日も十数頭運ばれてきます。
中には今人気のトイプードル、ラブラドール、秋田犬など純血統と思われる
素晴らしい犬たちも入っていました。
5日目の部屋にはいろいろな犬たちが収容されています。
首輪のついている子。
傷ついている子。
腹水が溜まってしまいお腹が異常に膨れてしまったフラットコーテッドレトリーバー。
諦めたようにじっと動かない子。
テールを振って人懐こくアイコンタクトをする子。
怯えて重なるように寄り添い合う子たちは、
きっとガス室でも寄り添い合い息を引き取っていくのだろうと思われました。
その中に立った時、全てを救えない無力さを痛感させられます。
捨てる人がいなければこんな悲劇は生まれないのに!
愛護センターの方たちと共に悔しい思いです。
この中から大木代表が苦渋の選択をしていきます。
何度やっても慣れるものではないのです。
1頭1頭時間をかけて見ていきます。
一生懸命生きようとする目。
これから一緒に頑張れる子。
ささやかな望みを諦めない子。
今回は4頭の犬たちが選ばれました。
残りの子は…手を合わせるしかありません。
「申し訳ない!あなたたちの分までこの子たちは幸せに一生懸命生きていきます。許してください。」
スタッフ一同そんな気持ちでした。
これから2週間以上の検疫期間があります。
4頭全てが助かって欲しいと願わずにいられません。
係留所の中はあらゆる感染症の危険があります。
職員の方たちが毎日一生懸命衛生管理をしますが、
捨てるような飼い主に飼われていた犬たちが十分な健康管理(ワクチン接種など)を
しているはずもありません。
感染症にかかっている可能性は多大にあり、子犬であるほど生存率は低くなります。
愛護センターの方たちに4頭の犬たちをお願いし、
4頭が無事に検疫期間を生き延びてトレーニングプラザにやってくるよう、
祈る思いで愛護センターを後にしたのでした。
『無事に生き延びて、早く仲間になってね』